主観と客観
論文において、
主観はほとんど書くところがありません。
大部分が客観で構成されているはずです。
ちょっと待ってよ、論文って
「自分の主張を書くものではないの?」
と思いますよね。
確かにその通りです。
なんか、一見矛盾しているように思いますが、、、
これは間違いではありません。
論文は自分の主張を書くものですが、
主観とは別ものなのです。
論文において、主観が書ける部分は限られていて
・研究動機
・結論の後の考察の一部
くらいです。
研究動機は、自分がなぜこの研究をして論文を書こうと思ったのかを記載するところですが、これは自分がこう思ったということを記載するのですから、主観以外なにものでもありません。
結論の後の考察の一部は、結果に基づいてどう考えるかというのを客観的に書くものですが、そこには主観が混じらなければ書けない場合もあります。
論文は、
自分の主張を客観的な史実に基づいて主張するというもの
ですから、
主観で構成できる部分は少ないのです。